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2010年5月10日（火）会員の正司泰一郎さんのお庭が公開されるのは、ご案内している通りです。この案内に ナショナル・ガーデンズ・スキーム という耳慣れない言葉が登場します。この方式について説明いたします。
「ナショナル・ガーデンズ・スキーム」は個人の庭を日時をきめて入場料をとって公開し、収益は公益活動をしている団体に寄付するという活動です。
来場者は入場料を払って、お茶などのサービスを受けながら、庭の風情を楽しめます。庭の持ち主はご自慢の庭を大勢の人に見てもらえます。公益団体は活動費を寄付してもらえます。という三方満足の企画なのです。
発祥は英国で、1927年に王立看護協会が看護師の支援のために始めたものです。今では公開する庭園は3,500ヶ所、年間3億6千万円もの寄付を行っています。その組織、ナショナル・ガーデンズ・スキームが発行する「イエローブック」（公開される庭園のガイドブック）に掲載されることはガーデン・オーナーにとって大きな名誉、憧れの的になっているそうです。
日本ではこの英国の組織の姉妹団体としてN.G.S.ジャパンが英国と同じチャリティ・オープン・ガーデンを実施し、また英国と日本の庭園文化の紹介などを行っています。
平成22年度には15ヶ所の庭園を公開しました。