設立7周年記念講演会 　　　　　　　　　7月16日（月・祝） ヴォーリズ六甲山荘 齋藤公江さん（大阪芸術大学准教授）が英国ナショナル・トラストの 成り立ちと現状について話をしてくださいました。 また講演後には英国式のアフタヌーンティーをお出ししたのですが、 そのケーキ・スコーン・ガレットも齋藤さんの手作りでした。 山荘が英国の色にそまった半日でした。 参加者52名 7周年記念講演会を聞いて 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　佐藤　正子 7月16日　ヴォーリス六甲山荘で齋藤公江（大阪芸術大学准教授）先生の講演会が開催されました。 英国におけるナショナルトラスト運動の創設当時の社会状況を軸に、 思想的に活動を支えた人々の思いが語られました。 運動発祥の地、英国北部カンブリア地方はいまや湖水地方と呼ばれ世界各地から 観光客が訪れています。 「景色の美しさを愛でると共にその精神にふれようと思う人々が集まっているに違いない」と 英国大好き人間の私は思いました。 英国で１００年をこえるこの運動は、常に時代に即した制度をうみだし、 今日も継承されていることを考えますと、日本社会に定着するには多くの課題があることも 併せて気づかされたお話でした。 　朝から曇りがちの天候でしたが、講演の始まる1時にはホールは満員になり 「アメニティ２０００協会」の活動に関心を寄せられる方々の多いことに驚くと同時に、 なぜか嬉しい気持ちに満たされました。 日本社会が少し息切れしているこの時期に、地味ながら本当によいものを見出し、 大切にしなければとの心意気が受け入れられ多くの方々が集い、 更に関わっていこうとの思いが集まって、 この活動が一層発展すれば社会にもよい影響をもたらすのではとも思いました。 　講演後のティータイムでは、講師ご自身が準備してくださったガレットとスコーンをいただき、 なごやかな会員どうしの交流の時を持つことができました。 それにしても講演会場であったホールが、 参加された方々の協力で短時間でティールームに模様替えされたことは驚きでした。 　この日の行事に参加できましたことを感謝して感想を述べさせていただきます。