出会いの場としてのヴォーリズ六甲山荘 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岸本　智弘　綾子 　2007年のゴールデンウィーク、 高山植物園とヴォーリズの山荘の内覧会を目的に 夫婦で六甲山を訪れたとき、 自分たちはまだアメニティ2000協会の存在を知りませんでした。 高山植物園を目指して歩いていると、 六甲山荘の案内図を準備している人と道で偶然に出会い、 六甲山荘まで一緒に連れて来てくださり 内覧会の開始時刻の前にも関わらず案内してくださったのが アメニティ2000協会の清水理事長、 この日から自分たちはアメニティ2000協会に参加することになりました。 英国のナショナルトラストに詳しい齋藤公江准教授自らが 準備してくださった紅茶とケーキを食べながらお話できたこと、 六甲山荘で展示会の準備をしていた鍛鉄作家西田光男さんと お弟子さんと一緒に作品の陳列を手伝わせてもらったこと、 展示会終了後に売約先が決まった作品を西田さんと一緒に お届けにあがったこと、 作業の合間にスタッフの皆さんと手作りの昼食を食べたこと、 六甲山荘という場所のおかげで 今までに体験ができて非常に感謝しております。 　自分たちにはヴァイオリンやハーブを奏でることは出来ませんが、 四季折々の花が咲き、 たくさんの人が足を運んでくれる空間を維持していくため、 自分たちに出来ることを少しずつ長い時間関わっていきたいと思います。 六甲山荘がくれた素敵な出会いが訪れた人たちにもあるように願って… 　　　　　（5月〜10月・六甲山荘）

六甲山荘・煙突と紅葉

今年の3月21日にオープンしてから8ヶ月、いろいろな活動を開催して、 多くの来場者のあった六甲山荘ですが、いよいよ冬篭りとなります。 その前に大掃除をしました。 樋の掃除は一日がかりです。 ほかにも和室のタタミをあげ、ベッドのマットレスも立て、 寝具類は洗濯にまわし・・。 庭の落ち葉は掃くそばから、 まるで花びらが散るように木の葉が散ってきます。 山の晩秋の景色を満喫しながらの作業を楽しみました。