詩人ウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい村」と称えた村。
コルン川の清澄な流れにはマスが群をなして泳ぎ、川沿いの家々の庭は花が咲き乱れている。
緩やかな坂道にそった家並み、アーリントン・ロウは14世紀に倉庫として建てられ、17世紀に屋根をつけて機織職人たちが住んだという。
歳月を経たライム・ストーンの壁や石葺きの屋根の重なりが美しい。
このアーリントン・ロウと、コルン川に面した湿地がナショナル・トラストの所有である。ロウには現在も人が住み、湿地は鳥類の生息地である。生きた姿で残すというトラストの理念をここにも見ることができる。（2002年訪問）